香港の創作中華料理店「唐宮小聚」が台湾に進出し、台北・東区に1号店となる「唐点小聚social place」をオープンして1カ月がたった。
2014年に香港で創業した「唐宮小聚」は、点心などの伝統的な中華料理に新しい発想・アイデアを加え、提供している創作中華料理店。香港では、かわいらしい見た目の点心と新しい中華料理のスタイルが話題となり、創業からわずか4年で中国、香港に50店舗を展開している。
今回、台湾で台湾料理店や日本料理店など複数のレストランを経営する「欣葉」の協力で台湾へ初進出することとなったが、台湾で既に商標登録がされていたため、店舗名を「唐点小聚」に変えて出店した。唐点小聚の担当者は「ラ・フランスの形をした蟹(かに)肉ギョーザやバラの形をしたマントウなど、伝統的な中華料理にアレンジを加え、若者に人気な癒やし系になるよう創作している」と話す。
明るくポップな印象に仕上げた店内には、同社のブランド理念である「交流の場」を提供したいという理由から、交流ができるようにと卓球テーブルが設置されている。卓球をプレーできるだけでなく、大人数用のテーブルとして使うことも可能。同店担当者は「レストランと運動をつなげることにより共通の話題を増やし、お互いの距離を近づけてほしい」と話す。「毎週第2火曜の20時30分から卓球大会を実施する。優勝者には、卓球ボールに形が似たゴマ団子を進呈する」とも。
同店では、点心のほか、香港人の生活に欠かせないヤムチャも提供。ジャスミンティーや高山ウーロン茶のような代表的な中国茶だけでなく、コーヒーと紅茶を混ぜた香港では一般的な「鴛鴦ミルクティー」なども提供する。
営業時間は11時~22時。