ミシュランガイドに3年連続で選ばれた日本のラーメン店「ドゥエ イタリアン」が台北・信義区に3月13日、初の海外店舗をオープンさせた。

看板メニュー「生ハムらぁ麺フロマージュ」には〆のリゾットご飯も付いてくる

　2015年から2017年にかけて3年連続ミシュランビブグルマンに選ばれた同店は、イタリアン出身のシェフが手掛けるラーメン店。看板メニューは、ゴルゴンゾーラ入りクリームチーズと生ハムをトッピングしたあっさり塩ラーメン「生ハムチーズ塩らぁめん」（350台湾ドル）で、ほかにもイタリアンとラーメンを融合させたラーメンを提供する。

　台湾への進出について、店主の石塚和生さんは「昨年10月に台湾の新光三越で行われた日本展に参加した際、生ハムチーズ塩らぁめんが売り上げトップとなり、台湾進出を検討し始めた」と話す。台湾の店舗でも日本の店舗と同じ味が楽しめるよう、日本から小麦粉を持ち込み台湾で製麺して提供するほか、「トマトコレクション涼麺」（320台湾ドル）で使う台湾産トマトを自身で選び、素材の特徴に合わせて切り方を変えるなど工夫を凝らす。

　「体に優しく低カロリーであるため、女性からの人気が高い。日本ではお客さんの8割方が女性」と石塚さん。台湾でも女性の顧客に楽しんでもらおうと、身だしなみを整えられるよう鏡を付けた箸入れの箱を設置するなど、女性目線のきめ細やかな配慮を施している。「今後は、台湾をはじめとするアジアの皆さんに味を伝えていきたい」と意気込みを話す。

　営業時間は10時～21時30分（土曜・日曜・祝前日は22時まで）。