オンライン調査会社「東方線上(東方オンライン)」消費者研究グループが5月6日、4月の消費者行動の調査結果を発表した。調査対象は20歳~59歳のネット会員1000人で、調査期間は4月1日~10日。
東方線上、4月の消費者調査を発表 サステナブルフードの認知広がる
サステナブルフードに対する消費者の認知や実生活での利用ついて、近年、オートミルクは牛乳の代替品としてオーガニック食品店やコーヒーショップ、コンビニストアで多く販売され、消費者の80%以上が豆乳・オートミルクを認知している。オートミルクの認知度はすでに国民の飲料ともいわれている豆乳とほぼ同等まで高まっており、さらに消費者の60%はオートミルクを飲んだことがあると回答している。
外食の受け入れ度が高い台湾消費者にとって、サステナブルフード関連商品を購入する主な理由は「挑戦」。健康意識の高まりも受け、消費者のお試しと健康意識が大きな推進力となっているという。商品を試した後、使用を継続するかどうかについて、多くの消費者は健康と栄養価について関心を持っている。性別、年齢、地区ごとにサステナブルフードの認知度を確認すると、どの商品においても女性の認知度が全体よりも高くなっている。特に産地直送牛乳の認知度は全体よりも10%以上高くなっている。婚姻状況や子どもの有無から、さらに深く確認していくと、子どものいない女性は植物肉・植物性ミルク、ベジタリアン・ビーガン向けレストラン、産地直送牛乳の認知度が全体よりもかなり高いことが分かった。他にも、オートミルクは40代の認知度・実際に飲んだことがある割合が全体よりも5%高い。50代のベジタリアン・ビーガン向けレストランの認知度・実際の利用率も全体と比べ5%高い。しかしながら、地域による大きな差は見られなかった。
消費行為に関するデータとして、「4月に消費者間(会話、メッセージアプリ、SNSなど)で自発的に友人らにシェアされたホットな話題のテーマ」は、「外食・グルメ」(50%)、「投資・財テク」(40%)、「買い物の割引やキャンペーン」(35%)、「国際情勢」(34%)、「娯楽・映画・ドラマ」(29%)、「CVS、ポイ活」(21%)、「経済発展」(20%)、「自炊」(20%)の順だった。