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東方線上、9月の消費者調査を発表 9割超の消費者がポイントサービス利用

東方線上、9月の消費者調査を発表 9割超の消費者がポイントサービス利用

東方線上、9月の消費者調査を発表 9割超の消費者がポイントサービス利用

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 調査会社「東方線上(東方オンライン)」消費者研究グループが10月7日、9月の消費者行動の調査結果を発表した。調査対象は20歳~59歳の台湾人ネット会員1000人。

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 ポイントサービス・支払い方法に関する分析によると、台湾におけるポイント経済文化は顧客ロイヤル化のマーケティング戦略から始まり、現在では現金に相当する支払いツールの一つにもなっている。調査では複数のチャネルまたは特定のチャネルで使用が可能なポイントサービスを選択肢として提示し、使用率を調査。先月は9割以上の消費者がポイントを集めている。コンビニエンスストアのポイントが最も人気で、6割以上がセブン-イレブンのOPEN POINTを使用。ファミリーマートポイント、PXマートポイント、LINE POINT、Shopeeポイント(蝦幣)も上位にランクインしており、使用率は全て約5割。

 ポイントサービスを利用している消費者のうち、最多で13種類のポイントサービスを利用している消費者がいる(1%)。約8割は1~6種類のポイントサービスに集中しており、それぞれの割合は15%ほど。調査データから、消費者は利用するポイントサービスの数量に上限を設けていることが分かる。ポイント還元と現金キャッシュバックは、いずれも人気で、「現金と同様の価値を持つポイント」は消費者の6割以上が求めており、現金キャッシュバックに続いて2番目に多い。その他、別チャネルでもポイント利用可能、景品と交換、会員ステータスが上がるなどといった取り組みはあまり消費者へ響かず、3割以下の消費者が「考慮する」と回答している。

 電子レシート ビッグデータ研究では寺院とのコラボ商品を紹介。多くの台湾人は信仰を持っており、台湾各地域には寺院が存在している。これら寺院とのコラボ商品は有名人とのコラボより効果があるといわれていることから、特にどのような商品やサービスが、どのような販売チャネルでよく売れているのかを調査した。調査期間は2021年8月~2022年7月の1年間で、対象は大甲鎮瀾宮、白沙屯拱天宮、鹿港天后宮、北港武德宮、北港朝天宮、霞海城隍廟、南鯤?代天府等の寺院との商品。4万5090枚のレシートを調査した。その結果から、寺院とのコラボ商品の市場規模推測金額は6.7億元。東方線上で整理したところ、コラボ商品売上高全体の93.6%は全て媽祖とのコラボ商品だった。財神(5.2%)、城隍&月老(0.6%)、南鯤?代天府(0.5%)とのコラボが続いている。直近1年で販売金額が最も高いコラボ商品は「7-11x白沙屯媽祖隨取?進香紀念袋1」、続く第2、3、5、8位は全て高粱酒と白沙屯媽祖のコラボ商品だった。他にもスナック菓子・ケーキ・クッキーなども多くの消費者に購入されている。上位10の商品のうち6つを鎮瀾宮大甲媽が、4つを白沙屯媽が独占。この2つの寺院は過去にも多くの企業がコラボ商品を出したいと持ちかけていた企業だった。売れ筋ランキング上位には白沙屯媽祖とのコラボ商品が多くランクインしているが、寺院とのコラボ商品全体だと、大甲鎮瀾宮とのコラボ商品が最も多く、販売額も全体の64.3%を占めている。オンライン光明燈(平安燈)やお参りなど代行費用を含まない場合も、大甲鎮瀾宮は全体の販売額の6割を占め、かなり安定していることが分かる。大甲鎮瀾宮の販売額がその他の寺院よりも高い理由として、大甲鎮瀾宮が経営しているECサイト「鎮瀾買足(天後電商)」が既に成熟したプラットホームであるため、商品ラインアップや、オンラインお参り・光明燈(平安燈)・普渡代行などのサービスが豊富であり、企業とのコラボが可能な商品が多く、各企業が共同で商品を発売したいと考えている寺院であり、自然と多くの利益が生まれると推察される。

 消費行為に関するデータとして、「9月に消費者間(会話、メッセージアプリ、SNSなど)で自発的に友人たちにシェアされたホットな話題のテーマ」は「外食・グルメ」(50%)、「投資・理財」(38%)、「買い物の割引やキャンペーン」(33%)、「娯楽・映画・ドラマ」(29%)、「政治」(29%)、「国際情勢」(23%)、「自炊料理」(20%)、「経済発展」(20%)の順だった。

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