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東方線上、5月の消費者調査を発表 五倍振興券を「臨時収入」と捉える消費者が半数に

東方線上、5月の消費者調査を発表 五倍振興券を「臨時収入」と捉える消費者が半数に

東方線上、5月の消費者調査を発表 五倍振興券を「臨時収入」と捉える消費者が半数に

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 オンライン調査会社「東方線上(東方オンライン)」消費者研究グループが6月15日、5月の消費者行動の調査結果を発表した。調査対象は20歳~59歳の台湾人ネット会員1000人。

東方線上、5月の消費者調査を発表 五倍振興券を「臨時収入」と捉える消費者が半数に

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 新型コロナウイルスの急速な感染拡大で打撃を受けた経済の回復に向け、2021年9月から2022年4月末まで台湾政府より配布されていた「五倍振興券」の消費者の使用状況に関する調査によると、半数の消費者は臨時収入だと考えており、振興券は「予定になかった」収入だと考えている割合が増加、経済「振興」の効果を達成していると考えられる。使用方法については、臨時収入だと考えていながらも、7割以上の消費者は小さな買い物に分け使っている。26%の消費者が一度の大きな買い物に全て使ったと回答。五倍振興券を受け取った消費者は未だ慎重な態度を維持しており、どのように使うかを熟慮し、日常に必要な消費の足しにしていることが推察できる。

 個人消費と家庭消費上の日常・娯楽消費を比較すると、消費者は2021年9月時に個人消費に使うと計画していた一部が家庭消費へ移動している。最終的には自分が欲しかった個人的な商品を諦め、家庭消費と個人消費のどちらにも使っていることが分かる。日常消費・追加購入の分配状況に関しては、2021年9月の時点で約半分の消費者は五倍券を日常消費に使うと回答していたが、最終的には6割近くの消費者が日常生活のみに使用。6割以上が従来の日常消費に使ったと回答している。

 消費項目に関して、約2割の消費者は小型家電、衣服、特別な食事に使用。2021年9月時の調査では大型・小型耐久消費財を五倍券の主要な使用先として挙げていたが、実際は耐久消費財への使用は予想よりも低く、消費者の計画変更が見られた。五倍券は日常的な消費に使われるほか、意外にも消費者の計画になかった特別な日の食事にも使われている。

 電子レシートを通じて、総合小売店に限らず、メーカー 専門店、オンラインショッピングサイトなど、さらに多くの販売データを取得することができ、販売状況や市場トレンドをより正確に把握することが可能となる「東方線上電子レシートデータベース」として、アジア6カ国で展開されているシンガポール発「FLASH COFFEE(フラッシュコーヒー)」を調査。現在、アジア6カ国で展開しているシンガポール発コーヒーチェーン「フラッシュコーヒー」は2021年8月に台湾上陸。ビビッドな黄色を特徴とし、コップ・紙袋のデザインや味、全てが「革新的」で、テクノロジーを活用したモバイルオーダーによるテイクアウトを中心としている。創業して間もないが、大量の宣伝費を投じ、台北地区を中心に17店舗を展開している。電子レシートデータベースによると、台湾進出後、新店舗開店記念としてBuy1 Get1や2杯目半額等の割引キャペーンを行い、大量の新規客を獲得した。これは、フィラッシュコーヒーの約9割が(今まで購入したことがない)新規購入客で、継続購入客はわずか9.2%しかいない理由でもある。しかし、こうしたプロモーションを行うと、消費者は一時的なキャンペーンのために購入しているのでリピート率が下がってしまう。21年Q4にフラッシュコーヒーで購入したが、22年Q1は購入しなかった消費者は79%を占めているため、消費者のリピート購入率を高める必要があるという

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