オンライン調査会社「東方線上(東方オンライン)」消費者研究グループが4月18日、3月の消費者行動の調査結果の日本語リポートを発表した。調査対象は20歳~59歳の台湾人ネット会員1000人。
ChatGPT認知度調査では、4割以上の消費者がChatGPTを聞いたことがあると回答。17%の消費者は実際に使ったこともあると回答。「聞いたことがある」「使ったことがある」と回答している消費者を分析すると、男性は女性よりも高く、ChatGPTを認知している割合、実際に使ったことがある割合のいずれも高くなっている。「聞いたことがある」と回答している人を年齢別にみると30代がわずかに多いが、他の年代も平均的。「使ったことがある」と回答している人は20~30代が40~50代よりも多くなっている。
脱マスク時代のチャネル訪問現状調査では、政府が現在講じている措置として、公共交通機関や医療機関ではマスク着用を義務付けしているが、その他の場所ではマスク着用の必要がない。しかし調査データによると、59%の消費者が「マスクはできるだけ着用する」と回答している。性別・年齢にかかわらずそれぞれ5割以上が「できるだけマスクを着用する」と回答。そのうち、20代の若い消費者はマスク着用率が比較的低く、24%が「たまに着ける」「着けない」と回答している。
コロナ禍が落ち着いていくにつれ、消費者が訪れるチャネルに変化がある。現在脱マスク時代で、消費者が訪問回数が最も増えたと感じているチャネルはコンビニ。警戒レベル3後の微解封と比べると、消費者の多くがコンビニ、ドリンクスタンド、ドラッグストア・薬局を訪れる回数を増やしており、その差は8~17%に。コロナ禍前のような生活を望んでいることがわかる。
オンライン上で行う割合の変化については、コロナ禍で多くの消費者がオンラインで事務的な処理や買い物等を行っている。脱マスク時代においても、23%の消費者が投資・理財や生活必需品の購入をオンラインで行っていると回答している。反対に友人らとの集まり・交流やレジャー活動をオンラインで行っている割合は減少傾向にある。
消費行為に関するデータとして、「3月に消費者間(会話、メッセージアプリ、SNSなど)で自発的に友人らにシェアされたホットな話題のテーマ」は「外食・グルメ」(53%)、「買い物の割引やキャンペーン」(41%)、「投資・理財」(39%)、「娯楽・映画・ドラマ」(30%)、「自炊料理」「経済発展」(以上23%)、「ゲーム」(21%)、「政治」(20%)の順だった。