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台湾のフレンチ「RAW」が年内で閉店 アンドレ・シェフ、第一線から引退へ

江振誠(アンドレ・チャン)さんとRAW外観(写真提供=RAW)

江振誠(アンドレ・チャン)さんとRAW外観(写真提供=RAW)

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 台湾を代表するシェフ、江振誠(アンドレ・チャン)さんが7月29日、自身が創立した「台湾で最も予約が難しい」と知られるフレンチレストラン「RAW(ロウ)」(中山区楽群三路)を今年いっぱいで営業を終了すると発表した。

RAWは高級住宅街のある大直エリアに位置する

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 アンドレさんは同日開いた記者会見で、「目標は既に達成した」と話し、10周年の節目を迎えたRAWの営業終了と同時に自身も業界の第一線を退き、後進の育成に注力するという。RAWを、アジアで活躍するシェフを輩出する国際的なアカデミーに転身させる計画だ。

 併せてRAW最後のシーズナルメニュー「The Last Dance」を発表し、8月1日、予約受け付けを始めた。4皿の前菜、12皿の料理から成るコースで、価格はNTD7,888元(別途サービス料10%)。

 アンドレさんは、シンガポールで開業したレストラン「Restaurant ANDRE」が2016年にミシュランガイドの2つ星を獲得。台湾人として初の快挙で、一躍業界を代表する存在となった。2018年に同店営業終了後、拠点を台湾のRAWに移していた。

 RAWは年間6種類のメニューを発表し、これまでに創作した料理は1000種を超える。利用客は延べ30万人に上る。

 営業時間は、11時30分~14時30分、18時~22時。日曜・月曜・火曜定休。完全予約制。

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