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華山文創園区で「鹿児島フェア」 アフターコロナのインバウンド誘致狙う

鹿児島銀行台北事務所長の川畑大介さん

鹿児島銀行台北事務所長の川畑大介さん

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 華山1914文創区(台北市中正区)で現在、「鹿児島フェア」が開催されている。鹿児島銀行主催、鹿児島県と鹿児島県観光連盟が共催。

華山文創園区で「鹿児島フェア」 アフターコロナのインバウンド誘致狙う

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台湾の幅広い客層に鹿児島を周知し、台湾での認知向上を図ることで将来のインバウンド誘致につなげるとともに、鹿児島県産品の輸出可能性の調査・輸出支援を行い、輸出拡大につなげることを目的とした同イベントは今年で2回目。鹿児島銀行と包括業務協定等を締結している鹿児島県内各自治体(日置市、薩摩川内市、南さつま市、南九州市、霧島市、指宿市、出水市、さつま町、和泊町)協賛の下、観光ブースと物産ブースを設ける。

 観光ブースでは観光展示物や工芸品の展示や、各市町の観光PR展示を活用したクイズラリーや抽選会を行うほか、JR日本最南端駅・指宿の西大山駅を再現。来場者がはがきを投函すれば、後日、西大山駅のポストから投函して台湾の本人の手元にはがきが届く「日本に行った気分になれる」企画も行う。併せて、鹿児島とリモートでつないで行う観光案内など、参加型イベントを多数開催。会場に再現した西大山駅の「幸せの黄色いポスト」からリモートで中継し、観光地の紹介やクイズ出題などを行い、来場者は鹿児島に観光に行った気分を味わった。

 物産ブースでは鹿児島牛など鹿児島県の食材を使ったホットサンド(ゆずこしょう風和牛サンド、おかかチーズサンド、マーマレードフルーツサンド)の販売や県内特産品の展示販売、オンライン商談会を実施。

 鹿児島銀行台北事務所長の川畑大介さんは「台湾と鹿児島は元々週5便の直行便が飛ぶほど非常に近しい関係で、人との交流も昔から盛ん。コロナの影響で直接交流できなくなってしまい、台湾の人に鹿児島を忘れないでほしい、コロナが落ち着いてまず旅行に行くなら鹿児島を選んでほしい、という思いから今回ポップアップストアを開いた。当初は8月に実施する予定だったがコロナの影響で延期。準備に約半年間を要し、場所選びにもこだわり、特に若者からお年寄りまで集まるこの場所を選んだ」と話す。

 初日には多くのバイヤーを招待し試飲試食会を開催。「気に入った商品があれば、そのままリモートで商談を行えるように調整した。今はこのポップアップストアでしか手に入らない鹿児島の限定商品が、今後は台湾国内の店で購入できたり、レストランで楽しめるようになったりするので楽しみにしていてほしい」とも。

 沖永良部酒造の酒蔵から「おいしい焼酎の飲み方」講座をリモートで行い、焼酎は2日間で完売するほどの人気だったという。「鹿児島産のベジタリアンのラーメンも、台湾人の消費者に人気」。

 物販コーナーでは、古酒焼酎白ゆり(NTD1,788元)、芋焼酎萬世(NTD788元)、芋焼酎さつまの恵み(NTD888元)、フルーツ黒酢(NTD700元)、鹿児島銀行キャラクターしろどん&くろどんグッズを販売している。

 営業時間と定休日は華山文創区に準じる。2月1日まで。

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