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東方線上、3月の消費者行為調査発表 ライフスタイルはアフターコロナモードへ

新型コロナワクチン接種、半分以上の消費者が「様子を見てから」

新型コロナワクチン接種、半分以上の消費者が「様子を見てから」

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 オンライン調査会社「東方線上(東方オンライン)」消費者研究グループが4月1日、3月の消費者行動の調査結果を発表した。調査期間は3月1日~31日。調査対象者は20~59歳の東方オンラインのウェブ会員1000人。

東方線上、3月の消費者行為調査発表 ライフスタイルはアフターコロナモードへ

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 消費データに関する調査では、2020年コロナ感染が落ち着き始めたころに多くの消費者が買い物関連の話題をシェアしており、国際情勢の話題量と買い物時関連の話題量が反比例している。2020年10月には国際情勢や経済発展に関する話題が多く議論されたが、その後、買い物における割引・キャンペーンについての話題をシェアした割合が30.8%から36.2%まで増え、消費者のニーズの変化がうかがえる。

 デリバリーサービスの利用率は、コロナ禍の2020年3月~11月は30-35%の間をキープ、横ばいの状態が続いていた。2020年12月の利用率が35%を超え、現在も高い割合をキープしており、デリバリーサービスと消費者の生活との高い密接度、消費習慣の変化による影響に注意していく必要がある。

 TikTokの利用率は、2019年に利用率が27%を突破した後、ブームが落ち着きはじめ、利用率も少しずつ減少し、17%-19%の間を維持。2020年3月から4月の新型コロナウイルス感染流行の影響もあり、利用率が再び20%に。コロナ感染者数の減少とともに利用率も減少、9月以降再び増加し、現在も約20%をキープしている。

 ライフスタイルに関する調査では、オンライン学習、ネットショッピング、国内旅行、オンライン金融サービス、家族とのコミュニケーション、投資・保険の見直し、読書、室内スポーツ、有料動画配信サービスを視聴、登山・ロッククライミング、自宅でのお菓子作りなどが、コロナの状況が落ち着いた現在でも継続率4割以上を保っている。現段階でオンライン学習を行っている人数は少ないが、継続率を見ると重要な商機であるといえそうだ。コロナにより混乱した一年のうち、最も多くの消費者が行っているのはネットショッピングと自炊。4割以上の継続率が見込まれる活動・行為については、アフターコロナ時代においても重要な役割を果たすことになりそうだ。

 新型コロナワクチン接種に関しては、海外でのワクチン関連ニュースや、台湾のワクチン購入状況の遅れ等により、ほとんどの消費者のワクチン接種意向が低い。75%以上が他の人が接種してから、自分も接種したいと答えた。特に40-59歳の接種意向は低く、年齢の高い消費者層の8割以上が他の人の接種後に自分の接種を考慮すると答えた。率先して接種する意向のある消費者は12.1%、早期接種意向のある消費者が11.6%、接種した消費者らが情報発信することで、「様子を見てからワクチン接種をしたい」と答えた消費者の接種意向にも影響を与える可能性がある。

 国内ユーチューバー人気ランキングは、日本人メンバー阿部マリアさんが所属する「木曜4超玩」が前月に引き続き1位に。次いで「千千進食中」「蔡阿ガ」「這群人TGOP」が2、3、4位をキープ。「眼球中央電視台」が前月より16ランクアップして5位にランクインした。

消費行為に関するデータとして、「3月に消費者間(会話、メッセージアプリ、SNSなど)で自発的に友人らにシェアされたホットな話題のテーマ」トップ5は、「外食・グルメ」(49%)、「投資・財テク」(40%)、「買い物の割引やキャンペーン」(36%)、「娯楽・映画・ドラマ」(27%)「国際情勢」(22%)。前月とほぼ変わらない結果となった。

そのほか、「スマホ決済の使用」「目的のある食事制限」の消費行為は3%増。「ライン購買グループの利用」「美容治療」「配達サービスの使用」「ジムの利用」などの消費行為は横ばいの結果となっている。

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