台湾プロ野球唯一の日系チーム「楽天モンキーズ」と「台湾虎航(タイガーエア)」がコラボしたデザインジェット機が3月22日にお披露目され、桃園台湾飛機維修公司棚廠(桃園市)で記者会見が行われた。

プロ野球「楽天モンキーズ」が「タイガーエア」とコラボ　デザインジェット機公開

　台湾の航空会社が台湾プロ野球チームとデザインジェット機のコラボを行うのは初めて。会見には、台湾虎航の陳漢銘董事長と楽天モンキーズ渡邉崇副董事長、桃園市鄭文燦市長、楽天モンキーズ曾豪駒監督、キャプテンの郭嚴文選手らが出席した。

　デザインジェット機には台湾タイガーエアの象徴である台湾の形を取り入れたロゴと虎柄の尾翼に、楽天モンキーズのマスコットであるロッキーとロゴがあしらわれ、タイガーイエローと楽天モンキーズのイメージカラーである紅色が目を引くデザインとなっている。

　会見は、デザインジェット機をバックに楽天モンキーズのチアリーダー「楽天ガールズ」のダンスで始まり、両社のコラボグッズを使ったファッションショーや、タイガーエア現職客室乗務員ら40人の社員で結成したタイガーダンサーズのパフォーマンスも行われ、会場を盛り上げた。

　楽天モンキーズの渡邉崇副董事長は「コロナの影響でいつこの飛行機に乗って日本に行けるか分からないが、一日でも早くコロナが終息して日本線が復活するのを心待ちにしている。タイガーエアは元々日本の10都市以上に就航しており、この飛行機がどこの路線に使われるかは未定だが、台湾に住んでいる日本人の皆さまも、この飛行機に乗って日本に帰れる日を楽しみにしていてほしい。併せて、試合観戦が含まれるパックも販売しているので、楽天モンキーズを応援しに、ぜひ球場へお越しいただければ」と話した。

　コラボグッズは台湾楽天市場の楽天モンキーズの公式ショップでも扱う。デザインジェット機は4月11日に桃園空港発着、宮古島上空周遊の約2時間の空の旅ツアーが初飛行となる。

　台湾プロ野球は今月開幕シーズンを迎え、楽天モンキーズも3月23日に開幕戦を迎えた。今後も、シーズン中にさまざまな企業とのコラボイベントなどの開催を予定している。