建築家・藤本壮介さんの創作の軌跡を紹介する展覧会「藤本壮介建築展:原初・未来・森」が8月15日、忠泰美術館(大安区市民大道三段)と建国ビール工場製品倉庫(中山区松江路25巷)で開幕した。
同展は、同館開館10周年を記念する最初の展覧会として、東京の森美術館と共同で企画した。東京で23万人以上を動員した大規模展の海外巡回初の開催地となる。会場では、2025年大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーを務めた藤本壮介さんの30年以上にわたる歩みを、模型や手稿、映像など100点以上のプロジェクト資料で振り返る。
展覧会は6つのテーマで構成する。「未来之森」エリアでは、データサイエンティストの宮田裕章さんとAIを活用して共同で構築した未来都市「Resonatia」を映像などで紹介。初期から現在までのプロジェクトを集めた「思想之森」エリアでは、らせん状の書架が特徴的な「武蔵野美術大学美術館・図書室」や、24個の白い箱を組み合わせた「子どもの心理治療施設」などの模型を展示する。
衛星会場となる建国ビール工場製品倉庫では、大阪・関西万博の主会場である「大屋根リング」の5分の1スケール大型局所模型を展示。高さ約4.1メートルの木造模型を古跡であるレンガ倉庫の中に設置し、伝統的な木構造の知恵と現代建築の対話を示す。
開館時間は10時~18時。月曜休館。観覧チケットはNTD250元。1枚のチケットで両会場の観覧が可能。2027年1月3日まで。