日本の「ニトリ」は8月10日、麗宝(リーバオ)グループと共同開発する商業施設計画「NITORI MALL 円山」が2027年3月下旬、台北市大同区に開業すると発表した。
同計画は、ニトリが日本で展開するショッピングモール「ニトリモール」の運営モデルを台湾へ初めて導入するもの。従来の単独店舗としての出店から、商業施設全体の企画、テナント誘致、運営、管理へと業務を拡大し、台湾での商業施設運営事業に本格的に参入する。麗宝グループが持つ不動産開発や現地リソースと、ニトリの専門知識を組み合わせ、台湾の消費ニーズに合わせたワンストップ型の生活空間を提供する。
大同区としては初の大規模複合商業施設となる予定で、運営面積は約1700坪。誘致するブランドの9割以上を日系ブランドとする計画で、初年度は来客数100万人、売上高NTD10億元(約50億円)を目標に据える。立地上、MRT円山駅がもたらす通勤客などの人流や隣接する花博公園周辺の観光客を見込む。
ニトリの董事長を務める富田雄飛さんは「日本での運営経験を海外へ広げる重要な一歩。地域に深く根差し、長期にわたって愛される施設にしたい」とコメントする。