台北MRTが新たに導入する新型電車「CR381A」が7月28日に発表された。
発表会には蒋萬安台北市長をはじめ、戴錫欽台北市議会議長、車両を製造した韓国・現代ロテムの本部長を務める趙逸衍さんらが出席。新車両は、信義線(レッドライン)の東側延伸区間の開通などを見据え導入される。
1編成当たりの製造費は約NTD5億9,000万台湾元。車内は全席をロングシートとし、床の色を2色に分けて乗客の動線を明確にした。高齢者や子ども向けに手すりを増設したほか、空気清浄機や循環ファンを設置し、採光と視界を広げるパノラマ窓を採用している。
安全面では、車内の監視カメラにAI認識機能を搭載し、乗客の滞留状況を自動検知する。ドアの両側には開閉状態を光で知らせるランプを設けた。先頭と最後尾の車両にはワイヤレス充電機能を備えるほか、自動調光式のLED照明や消費電力を抑える最新技術を導入し、環境にも配慮している。
台北MRTは現代ロテムから計10編成を購入しており、順次、台湾へ到着予定。各システムのテストを経て、2027年半ばから順次運行を始める予定。導入後はピーク時の輸送能力が1時間当たり約1万2000人増える見込み。